自殺・・・いつも苦しくなる言葉です。
私はゲイである事が心の底から辛くなり、自殺をしたことがあります。
あの時の感情はそう簡単に消えるものではありませんが、それでも今では笑って生きている私がいます。
生まれ変わってもゲイでいたい、とまで思えるようになりました。
今回は私の実体験で、どのように心のどん底から今の私になれたのか、完全ノンフィクションで書かせて頂きます。
厳しい表現や不快な部分もあるかと思いますが、「仮に今読んでいる方が自殺を考えていたら」という観点で書かせて頂きます。
ご了承ください。
そしてそういった方が読むのであれば、必ず私の手順に従うと約束してください。
ステップ1 自殺してみて下さい
もう本当にその選択肢しかないなら、自殺をしてみて下さい。
私は止めません。
試しに自分で首でも絞めてみて下さい。
凄く苦しいです。
でも、死ぬという事はもっと苦しいです。
私は心の痛みを和らげる方法は知っていますが、死の痛みを和らげることは出来ません。
絶望・喪失感。
そんな言葉では表せないくらい今のあなたの心は壊れてしまっているはずです。
だから、ここに辿り着くことが出来たなら、上記では自殺をそそのかしましたが、まずは最後までこの文章を読んでください。
ステップ2 楽しかった思い出を書きましょう
苦しい時にこんな作業は辛いかもしれませんが、紙とペンを用意して自分の人生を振り返り楽しかった思い出を書いてみましょう。
勘違いしないで下さいね、遺書ではありませんよ。
死を考えたという事は、心が何かの出来事で交通事故に遭った状態です。
プラスやマイナスなど心に数学は通用しませんが、それでも書いて下さい。
何でもいいんです。
参考までに私が書いたことを紹介しますね。
- 小さい頃仮面ライダーに抱っこしてもらった
- 窓から見た夕焼けが綺麗だった
- お母さんが作るカレーライスが好きだ
下らないですか?笑
でも私にとっては楽しい思い出だったんですよ。
さぁ、書いてみましょう!
ステップ3 泣いてくれる人
楽しい思い出はたくさん書けましたか?
じゃあ次は死んだ後の話です。
私は今までたくさんの人間を見てきましたが、どんな人間ともかかわりが無い孤独な人に会った事はありません。
だから、あなたが亡くなった時に涙を流す人、悲しんでくれそうな人を書き出してみて下さい。
思い浮かべるだけではダメです。
書くことが大切です。
悲しみの大小は関係ありません。
面識がある商店街のスーパーの店員さんとか、そういう人でもいいんです。
一人でも多く書き出して下さい、必ずいますから。
ステップ4 自殺の理由
書いてばかりで疲れたら休憩してください。
これで書く作業は終了です。
最後に、自分がゲイで自殺したいと思った理由を書いて下さい。
書きたくないですよね?
死にたいくらいですもんね?
でも死ぬ気があるなら、最後くらいは私のわがままに付き合ってくれませんか?
あなたに書いてもらうだけでは不公平なので、私は死を決意した理由を書きますね。
- 人に言われました。「お前は人の優しさの上にあぐらをかいて生きている」
- 私は養子なんですが、元彼に言われました。「何で生まれてきたの?親に捨てられたのに」
- カミングアウトして養父母に言われました。「ケダモノ」
書き出すと私も辛いですね。
でもこの確認がとても大切です。
失った時間は取り戻せないんです。
これからの時間を手放す前に、自分の中でしっかりと、それを手放す理由を確認しましょう。
ステップ5 人に話しましょう
書き出した紙を持ち、今の自分の気持ちを人に話しましょう。
嫌かもしれません。
だからステップ3で書いた中で、一番話しやすい人に話をしましょう。
今すぐです。
上手く話せないなら、その紙をそのまま見せればいいのです。
その為にわざわざ書き出してもらったんですから。
私がそうだったように自殺したあの日、病院で目を覚ましたのですが、周りや病院関係者、警察の方々はどうしてこんなことになったのかと困惑するばかりでした。
私も誰にも言いませんでした。
正確には言えませんでした。
すごく辛い、苦しい・・・と。
気持ちというのは目には見えません。
目に見えないものが人間は一番、不安なんです。
ステップ2に書いたように、たとえそれがあなたにとって嬉しい出来事だったとしても、言葉にしなければ相手には伝わっていません。
死を考えたあなたが楽しかったと思えるような思い出を提供できる方は、とても素敵な方なんでしょうね。
そして、ここまで読んでくれているあなたの心も、とてもピュアで素直なんでしょうね。
最後にステップ6があります。
その前に話しに行きましょう。
必ずその後に、ステップ6を読んでください。
ステップ6
話すことは出来ましたか?
心配で待ちくたびれていましたよ。
話したことでの相手の反応は、あなたの予想通りでしたか?
もう少しだけ生きたい、と思えるものでしたか?
もっと酷いもので、自殺を確信するようなものでしたか?
もしもそうであれば最後にステップ7を行います。
作業ではありません。
私の言葉を受け止めて下さい。
「あなたが死んだら私は泣きます。そして一生後悔します。」
赤の他人の私の言葉ですが、ゲイとして、そして自殺をした者、考えている者同士で私達はもう繋がりを持ちました。
いびつな出会い方ですが、あなたが亡くなる前に出会えたことを私は心から嬉しく思います。
人生は不可思議で予想もつきません。
でも考えている以上に、世界は狭いんです。
ほんの少しでも生きたいと思えたら。
いつかあなたと出会える日まで私は生きていて欲しいです。
その時は食事でもしながら今日の事を笑い合いましょう。
お会いできるのを楽しみにしています。
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