ガッチリ専、細専、フケ専・・・ゲイの世界を知って、そういったタイプがしっかり区分けされていることを不思議に思いました。
ただでさえ出会いは限られているのに、区分けされたらチャンスが減っちゃうじゃん!と考えていました。
私も呆れるくらい男性経験が多いんですが、どうやら私は誰専らしいです。
そもそもなんですが、誰専って何なんですか?
自分をより深く掘り下げていき、今回はそんな誰専について書いてみます。
誰専の定義
誰専と呼ばれる人には一定のルールがあります。
付き合った、もしくは寝た男の特徴が定まっていないという事です。
一般的には「誰でもいい専」という意味合いで使われているようですが、果たしてそうなのでしょうか?
私は正直誰でもいいわけではありませんし、これでも一応選んでいます。
でも周りから誰専と言われるのには、ちゃんと理由があるんです。
誰専のメリット
タイプに大きなこだわりが無い事は、出会いの幅を広げる上で大きなメリットになります。
どんな人との出会いも最初が肝心です。
一番最初に「お前は無理!」なんて大きな壁を突き出されえると、それ以上関係が発展しないのは当たり前です。
ガタイ専などが良い例でしょう。
体鍛えてる人しか無理、それで出会いの幅はグッと狭くなります。
誰専にはそういった凝り固まった限定感が無いので、出会いを求めている人からはメリットなんです。
誰専のデメリット
短所と長所は背中合わせです。
メリットが逆にデメリットになり得るんです。
要は軽い男と思われてしまうんです。
「誰でもいい専」だと思っている人がほとんどなので、遊び人という印象を抱かれることがあります。
それならまだいいでしょう。
問題は大切な人が出来た時です。
容姿等でタイプが明確な人はそれが相手の安心感にも繋がります。
でも誰専の彼氏を持ったら相手はどう思うでしょう?
なんで俺なの?
いつか他の奴を好きになるんだろ?
ふとした瞬間に不安に駆られ、気持ちをぶつけられます。
愛を確かに伝えたくても、誰専という相手の先入観が邪魔して、肝心な時に気持ちが伝わらない苦しさがあります。
“専”は誰が決めるのか?
容姿に対する“専”は性的志向なので、自分自身で決めるものです。
でも誰専って一体誰が決めたんですか?
最初からあなたは誰専でしたか?
答えはNoです。
最初から誰専の人は存在しないんです。
じゃあ何故、誰専という言葉が出来たのか?
これはモテない男性たちのひがみが作った、いわば造語なんです。
例えばあなたが過去に10人以上とお付き合いしたとしましょう。
容姿や年齢はバラバラであれ、気持ちには嘘は無かったはずです。
でも周りはあなたをきっとこう呼ぶでしょう、誰専だと…。
愛に嘘は無いんですから、誰専というのは「誰でもいい専」ではなくて、「心で人が愛せる人」なんです。
人間誰でも、誰専なんです
人を好きになるきっかけは様々です。
容姿や仕草がほとんど最初のきっかけで、その先に心があります。
でも誰専の人は、最初から心を感じる感性があるんです。
素晴らしい感覚です。
でも誰でも人を愛すると、最後には心に辿り着く現実は変わりません。
私は誰しもが誰専であると言い切れます。
好きになる順序が違うだけ、下らないものに意識を奪われ、幼稚な理由で出会ったことを無駄にしない人が誰専なんです。
人を好きにならない人はいません。
好きな人がいる時点でその人は誰専です。
だって容姿じゃなく、心を観ていますから。
人は眩しく見えるものに蓋をし、見えにくくしがちです。
そんな考え方が「誰でもいい専」という皮肉を込めて、誰専という言葉が出来たんです。
メリットもデメリットもありません。
今の貴方が持つあなたらしさが、“専”より何より重要なことなんですから。
ゲイの出会いといっても様々です。
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